簡単にアプリにチャット機能を追加できる!? SendBird が正式公開されました!
2016/2/12 にユーザー間でのリアルタイム通信を可能にするチャットAPIとSDKを提供する SendBird が正式公開されました!
SendBird によると、デベロッパーは簡単に自分の開発するアプリケーションにチャット機能を追加できるということなので、サービスの概要をご紹介します。
特徴
- チャット機能に必要な UI、SDK、API をまとめて提供
- SDK は複数のプラットフォームに対応
- シンプルな価格設定(開発時等に使える無料プラン有り)
- 高速かつ簡単にセットアップ可能
- 用途に合わせてフルカスタマイズできるUI
- スケーラブルなチャットルーム
チャット機能
- 1対1チャットおよびグループチャット
- パブリックチャット
- メッセージ入力インジケータ(チャット参加者がタイピングしているのがわかる)
- 既読ステータスの表示
- 他のユーザーのブロック
- テキスト以外の画像等のファイル送受信
- 複数のデバイス間でのデータ同期
- プロファニティフィルター
チャットに必要な機能はすべて揃っていると言っても過言ではないでしょう。
PUSH 通知
公式のヘルプではまだネイティブでのPUSH通知を提供していないということです。
後述する管理者用ツールでPush Notification Callback URL
を設定するとそこにメッセージ、チャンネル、ユーザー等の情報を含んだリクエストが送信されるのでその情報をもとに PUSH 通知を送信することができそうです。
管理者用ツール
- 分析(DAU、MAUの遷移等)
- メッセージの検索および削除
- 複数のチャネルに対しての告知等のお知らせメッセージの送信(Broadcast Messages)
- その他支払い管理、SDKダウンロード、ドキュメント
非常にシンプルでイイ感じです。分析に関しては詳細なものではありませんが、プランのアップグレード、ダウングレードの判断に使用する分には十分といったところではないでしょうか。
対応プラットフォーム
現段階で多くのプラットフォームに対応しています。
- iOS
- Android
- Unity
- Web(JavaScript)
- Xamarin(beta)
これらのプラットフォームのSDKに加えてサーバーAPIも提供されます。 サンプルアプリもあるのでサクッと動きを確認したり、開発の参考にするといいかもしれません。
価格
現在主な4つのプランとエンタープライズ向けのプランがあります。MAUの数によって月額が変わるといった料金形態です。
ただし、MAUの数には天井があるわけではないので急なユーザーの増加でMAUの上限を超えた場合はプランに応じた課金がされる点に注意です。(突然ユーザーが参加できなくなるようなことがない点はいいですね)
プランをアップグレードすることによって MAU の上限引き上げ、MAU の上限を超えた分の課金額の減額、Broadcast Message機能の有効化等がなされるようです。詳しくは公式の情報を確認してください。
まとめ
リアルタイム・チャット・SDK!! このキーワードの組み合わせは体温上がりますね。
自分の開発するサービスにチャット機能を入れようとした時にみなさんはどうしていますか?以前私もチャット機能の開発に関わったことがあるのですが、高機能なものを1から開発するとなると多くのリソースと期間を要します。そこで SendBird のようなサービスがあると大変助かるのではないでしょうか。
まずは無料のプランもあるので実際に使ってみたいですね。まだ正式公開後間もないですが、今後の動向も要チェックです。
それではみなさん楽しいチャット開発ライフを。